はじめに

当社は長野県長野市にて2022年からヘーゼルナッツ栽培をスタートし、2026年には400株にまで株数を増やしてきました。

その中でのいつかの課題を列挙したいと思います。

課題

  1. 収穫と収益化までの長期間の未収入期間の対策
  2. 耕作放棄地の活用としてヘーゼルナッツ栽培
  3. 害虫対策
  4. 広がる管理農地のIT化

これらの課題について整理していきたいと思います。

収穫と収益化までの長期間の未収入期間の対策

ヘーゼルナッツ栽培をスタートして4年目となっておりますが、いまだ収穫できていおらず収穫計画の見通しが立てづらいという大きな課題があります。

スタート第一弾はイタリア産の2年目の苗木を、株式会社フル里農産加工さん経由で購入し、2022年12月に長野市小森サイトにて栽培しました。小森サイトは篠ノ井地区にあり、桃の生産が盛んで桃畑の跡地に植えました。ここの生育は順調ですが、2025年秋でも収穫には至っておりません。

現在は松代町東条の当社の開発センターの近隣にて株数を増やしておりますが、桃栗三年柿八年というとおり果樹の果報を得るには長期での計画が求められ、この間は別の収入源を確保しておかないと事業の継続化は難しいと判断します。ヘーゼルナッツ栽培に100%全力投球で事業をスタートするのは自殺行為ですのでお勧めしません(笑)

当社はITが本業であり、本年2026年にはロジ部をスタートし、軽ワンボックス自動車による宅配配送業務事業を立ち上げました。このようにヘーゼルナッツ栽培を事業として成功させるには、補給線となる事業を確保しつつ取り組む必要性を強く感じます。

株式会社フル里農産加工さんのように国内でのヘーゼルナッツ栽培の成功事例はありますので、長期継続可能な体制が成功につながるものと考えます。

耕作放棄地の活用としてヘーゼルナッツ栽培

当社がヘーゼルナッツ栽培をスタートしたきっかけは、地域貢献として耕作放棄地の活用を目指したものですが、まだ果樹の栽培経験は乏しいなか、第二弾の栽培では田んぼの跡地である、松代町東条「般若寺サイト1」に2023年3月植樹しました。その結果、田んぼの跡地では果樹の生育が遅いという事が明らかとなりました。

田んぼの跡地での果樹の栽培はお勧めできませんが、生育しないわけでは無いです。粘土層や水捌け、土壌菌などの違いによるものかもしれませんが、土壌改良に年月がかかるものと思われます。この経験でコンパニオンプランツの研究にもつながりましたので、決して失敗とも言えませんが後発の方は本事例を参考にしてみてください。

害虫対策

ヘーゼルナッツの害虫はカミキリムシ(テッポウムシ)です。アブラムシの比ではないと思います。テッポウムシは芯を食い荒らしてしまいます。まだ収穫がない状況でカミキリムシ対策に臨まなければなりません。

食い荒らされたおが屑がないか一株ずつのパトロールして、発見したら穴にエアースプレーを吹き込みテッポウムシを出して殺傷するようにしておりますが、生育間もない株についてはベールをかけてカミキリムシが侵入しないようにするなど、様々たな対策をしております。

しかし人的な作業に依存される事が多く、株数が増えれば増えるほど自分たちの首が閉まる状況ですので何等かのシステムとしての仕組みが必要だと考えます。特に黎明期で心が折れる問題です。

カミキリムシは食べやすい樹木を特定するのにある種の周波数を検知しているものと考えられ、好む周波数と嫌う周波数が存在するようです。当社は特定の周波数を発生させるスケール除去装置の開発実績があり、DDSを用いた周波数制御の技術がありますので、今後その分野の研究を行おうと考えております。

広がる管理農地のIT化

先のテッポウムシの食害防止の仕組みに加え、株数を増えていく中で管理システムの必要性を感じており、当社のSCADA技術を生かして自社向けのシステムを開発し、同じ課題を抱える栽培者様ともノウハウを共有していければと考えております。

以下の画面は、当社が管理する圃場を衛星Map上にジオメトリ・ポリゴンデーターを配置して表示しています。このように農場全体を見える化していくIoT・SCADA技術の導入を進めていく予定です。

お問い合わせ

最後までお読みいただきありがとうございます! シナジー農園では、ヘーゼルナッツ栽培とIT技術を組み合わせた、新しい農業の形を模索しています。

「耕作放棄地の活用に興味がある」 「スマート農業のシステムについて詳しく聞きたい」 「単純にヘーゼルナッツ栽培の仲間として情報交換したい!」

など、どんな内容でも大歓迎です。 当社の技術や経験が、皆さまの課題解決のヒントになれば嬉しく思います。

まずは情報収集のつもりで、どうぞお気軽にお問い合わせください!

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